「ホタル」まんじゅう型ヒスイ石笛(吹き孔直径12mm・半艶仕上げ・Knobさん孔) [24I0805]

KZ-24I0805

55,000円(税込)

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商品のご説明

バツグンの透過光をもつ緑がかった淡い水色系のヒスイでつくったKnobさん孔の小型石笛ですので、普段から持ち歩いて気の向くまま神社や自然の中で吹きたい方に最適です。(24I0804と同じ原石ですがこちらは吹き孔直径12mmです)

一般的な石笛の吹き孔の断面は円柱形ですが、Knobさん孔はイダキ(デイジュリドウ)演奏家の中村ノブさんの依頼で、吹き孔の断面の底を試験管状に丸めた独自開発の石笛です。

円柱形は力強い音質と広い音域をもちますが、底が半球形になったKnobさん孔は天然石笛に近い円やかな音質が特徴です。
縄文テイストを出すために、縄文中期の大珠をイメージした半艶仕上げにしてあります。


ぬなかわヒスイ工房の石笛はアンシンメトリック形状が多いのですが、これは原石のもつ姿を活かしているからです。
可愛らしい外見ですが、石笛演奏家の重鎮、横澤和也さんや守山鷲声さんとの交流から操作性の非常によい本格派となり、倍音が綺麗で1オクターブを越える音域を持ちます。

アクセサリーとしてお守りとして違和感のない石笛ですが、プロの演奏用にも使えるほど音域が広く、初心者でも吹き易くなっています。縄文遺跡や杜で吹いてみたいデザインの石笛です。


音色
しっとり落ち着いた鎮魂的な中音が特徴的で、シューという倍音が全音域で響く。
操作性が非常によく、可愛らしい小鳥のさえずりから、寒風吹きすさぶモガリ笛を思わる切ない音色が容易に吹きこなせます。
何時までも長音を吹き続けたくなる音色は佳い石笛の条件!
倍音中毒にご用心!(笑)

参考音域;A5〜C7(1オクターブ超え)

参考基本キー;A6

孔寸法;φ13×深さ26mm(Knobさん孔・直孔タイプ)・・・息が吹き込みやすいように吹き口を若干ひろげてあります。

色合い;淡いパステルミントグリーン緑の模様が浮かぶ
    
透明度;非常によい

石質;結晶は細かく緻密で堅牢。

◎円柱状の孔とKnobさん孔の違いについて
一般的な人工石笛の吹き孔は円柱状になっています。
ぬなかわヒスイ工房の石笛の吹き孔は、円柱状とKnobさん仕様の試験管状孔の2種類を作り別けています。

2020年に友人であるデイジュリドウと石笛演奏家として活躍するKnobさんから、天然石笛と同じ丸底になった試験管状孔の石笛を作って欲しいと開発したのが、Knobさんモデルです。
ちなみに天然物の石笛には火山岩のガスが抜けてできタイプ、粗い結晶が抜け落ちたタイプもありますが、これらの孔は不定形ですので佳い音色がすることは稀です。

最も多いタイプはヤドカリなどの穿孔貝が巣穴にするために体を回転させながら開けた孔ですので、断面形状は円形で、底は半球状になっているために吹き込んだ息に乱流が生じにくい特長があり、石笛として愛用されている天然物はこのタイプです。

円柱孔と試験管状孔のどちらかに優劣がある訳ではなく、同じ孔の直径と深さで比較すると円柱孔は力強い音色で、容積があるために音域が若干広くなる特長があり、Knobさん孔は天然石笛に近い円やかな音色という特長があります。

◎一般的な市販品とぬなかわヒスイ工房の石笛の違い/Differences between ordinary commercial products and Nunakawa Jade Studio's stone flutes
一般的な人工石笛の多くは、原石の孔を開けやすい位置に吹き孔を開けっぱなしにしててあるだけですので、好きにくい形状であったり、吹き孔の底に中空ドリル痕の凸が残っていたり、内部壁面に荒々しい条痕が残っています。
これでは吹き込んだ息が乱流となりますので、音程が一定せず、雑味が多い耳ざわりな音色となってしまいます。
要するに吹けばピーと音が出るだけのですので、これではご神事で使う宗教家やプロの演奏家からは「孔をあけたヒスイの塊り」としか評価されません。
Most common artificial stone flutes have blowholes drilled into the rough stone in locations that are easy to drill, so they are difficult to blow.
This makes the breath to be turbulent, so the pitch of the sound is not consistent and the tone has a lot of harshness.
In short, the instrument only produces a peep sound when blown, so religious and professional performers who use it in Shinto rituals would only appreciate it as “a lump of jade with holes drilled in it”.

また石笛の表面も電動工具の切削傷がそのまま残っているものまであります。
ぬなかわヒスイ工房が研磨を徹底的にする理由は、「孔をあけたヒスイの塊り」から「ヒスイ製の石笛」に産まれ変わっていく上で必要な工程だと認識しているからです。

もちろん小さすぎると息が安定して吹き込めませんので、「持ちやすく・息が吹き込みやすい」形状と寸法も大事ですし、愛着のわく姿であることも大事です。
余談ですが、カーネギーホールで石笛を演奏した実績のある横澤和也さんから、「あなたの石笛は人工であっても天然石笛といってもいいですよ」と評価されたのは、迷いながらも石笛を作り始めて4年目くらい。正直ほっとしました。
Of course, if the flute is too small, the player cannot blow into it stably, so it is important that the shape and dimensions are “easy to hold and blow into,” and that it has a figure that is attractive and endearing.
As a side note, it was about four years after I started making stone flutes that Mr. Kazuya Yokozawa, who has performed stone flutes at Carnegie Hall, said to me, “Your stone flute can be called a natural stone flute even if it is artificial.


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