西洋でパイプオルガンより手軽な楽器にと開発された手漕ぎオルガンハルモニウム。イギリスによるインド統治時代に伝わり、インド音楽に適した形に改良されました。
インドの伝統的なハルモニウムは、片手で「ふいご」を動かし空気を内部に送り金属製のリードを振動させて音を出します。声楽の伴奏や古典音楽など様々な場面で演奏（伴奏）に用いられます。

【仕様】
・442hz調整　2リード式（低音リードC2〜D5、高音リードC3〜D6）※1　
・3ドローン（持続音）（G#3、B♭3、C#4）
・シンプルな据え置きタイプです。

（※1）2リード式とは・・
本体内部、1オクターブ違いのリードが2列に並べられており、用途によって低音域と高音域を使い分けれるようになっています。
どちらかを鳴らす（シングルで鳴らす）と音の線が細くなるので、大抵の場合は音に厚みや華やかさを持たせるため両リードを同時に鳴らす（ダブルで鳴らす）ことが多いです。


●使用方法
前面のレバーを引いて(空気の抜け道を作って）から、ふいごを動かして音を出してください。
レバーは左から
〇低音　〇高音　〇低音　〇低音　〇トレモロ
です。
低音は空気を沢山使うためすべてのレバーを引いて下さい。
トレモロとは「プルプル」と音を震わす機能ですが不具合も多く、こちらのハルモニウムは機能しません。
ドローンとは持続音のことです。こちらは鍵盤面の上部に取り付けられています。木のストッパーをスライドさせて音を出します。（高音レバーを引いた時に使えます。）写真参考

その他使用方法の詳細、取り扱うための注意点などご質問がある場合はお問合せ下さい。

※すべてのハルモニウムに関して、再度清掃と動作チェックを行い、場合によってはリードの調整を行ってから販売しています。
※塗装面にザラザラしている部分がございます。また両端の金属の取っ手に変形箇所があります。使用上はまったく問題ございません。現地からのものなので多少のスリキズなどもご理解下さい。

●サイズ：縦24cm×横56cm×高さ32cm　9kg（本体のみ）

●製作：インド Monoji Kumar & bros社製

●付属品：専用ソフトケース

●ハルモニウム参考動画(※実際の商品とは異なります、ご注意ください)

キールタンでのハルモニウム


インド古典音楽でのハルモニウム



※楽器を扱う注意点
高音多湿、直射日光を避けて保管して下さい。
ハルモニウムは繊細な作りです。ぶつけたり、落としたりすると壊れます。運搬には十分ご注意ください。
必要以上に多く、または強く空気を送り込むと「ふいご」やリードが壊れます。ご注意ください。